大学時代から家庭教師で中学生・高校生に主に数学を教えた経験があったのですが、ある日、数式がグラフの曲線を表し、その曲線がある直線と交わる点の座標が・・・などとグラフを描きながら説明していると「やり方だけ教えてほしい」という女の子がいました。
頑なに「次にどうやるか」「どうやって書くか」だけ教えてほしいというその子には、それが分かりやすいのなら、と志望する学校の合格が決まるまで、機械的にやり方だけ、式の書き方だけ説明することを徹底しました。公式にある数字を代入し順番に書いていく・・・、これじゃ問題を解く楽しさなんてないんじゃないかな、と思いながら。
それから20年近くたち、自分の子供の小学校入学前、まだまだ学習塾は早い、と思いつつも1年生から塾に入れる保護者もいる、との話を聞き、今すぐ通わせる訳じゃないけど「算数・数学」を面白く教えてくれる塾はないかな、と探した時に「どんぐり倶楽部」に出会いました。
「あ、これこれ!」すぐにピンときましたが、その時はこれが「人生を楽しむ力」までも身につけられる文章問題、とまでは分かっていませんでした。それから、どんぐり倶楽部の文章問題をメインで使っている学習塾を札幌市内で探して・・・、北海道で探して・・・、見つからず、こんなに楽しい問題なのに!?!?!と北から順番に探し続けると、やっと群馬県の泉先生、千葉県の金森先生のHPを見つけました。
そこから、金森先生に教室運営の方法をご指南いただきながら糸山泰造先生の書籍とHPを繰り返し読み、2017年に初めて糸山先生に会いに福岡に行った時は、私の質問が尽きるまで9時間近くお付き合いいただきました。その後、北海道での講演会が2回あり、その合間にもいろいろ御教示いただき、先日、初めてお会いしてから3年を経た2020年1月14日に再び福岡に糸山先生を訪ね、数時間お話するお時間をいただきました。
糸山先生、ありがとうございます!